小技連打

十撃目:父よ・・・・(00.9.14) またもややってしまいました・・・・・・・一応今度のはビーデルが高校の時のです(笑)

 

最近どうも娘の様子がおかしい。
廊下を歩いていると、いきなり鼻歌を歌い出す。
家事も今までは家政婦に任せっきりだったのに、この頃は進んでする様になった。
ワシが「何かあったのか?」と尋ねてみても「な、何もないわよ」と答えるだけ。

おかしい・・・・・・・・絶対おかしい。

そう、ワシは娘が心配なだけなんだ。
だ、だってな何かあってからじゃ遅いじゃろ?
だ・・だ・・・だから決してワシは余計なことをしている訳じゃなく・・・・・・
そ・・・・そう!!これは親としての義務なんじゃ!!
親が娘の部屋に勝手に入ってなにが悪い!!!(←開き直り)
しかし、そうは言っても流石にビーデルに見つかったら大変だからな、
学校から帰ってくる前に原因を突き止めなければ・・・・・!!

   ガチャ!!

む、しばらく見ない内に随分と女の子らしい部屋になっているではないか。
よしよし。ちょっと気が強いから男の子っぽく見られがちだったが
ビーデルもやっぱり女の子なんじゃの〜〜〜。

ほほ〜〜〜・・・・これがビーデルの部屋か・・・・・(←オイオイ)

お、机はこっちか。ここでビーデルは勉強しているのだな?
・・・・・・・?・・・・・・・・!!!
こ・・・・・・これは・・・・・!!に・・・日記ではないか!!!しかも開きっぱなし!!

・・・・・・・み・・・・見てもいいかな・・・・・・・・?
イヤイヤ!!そこまではいくら親でも・・・・・・・・
しかし・・・・・・・気になる・・・・・・・・・
ん・・・・・・?・・・・・そうじゃ!!ワシは日記が開いておったからたまたま目に入ってしまったのだ!!
それなら使用があるまい?
そうそう、これは偶然なのだ。

なになに・・・・・・・・・・?

 

   ×月15日。

  今日はイレーザと一緒にサタンシティステーションの近くに新しくオープンした
  お店に行った。カワイイ服がイッパイあってどれにしようか困っちゃった。
  店員のお姉さんにも色々とお話して勉強(?)になっちゃったし、今日はほんと
  楽しかった〜〜〜〜!!


ふむふむ、いやぁ〜ビーデルもちゃんと女の子してるんだな〜〜。
イレーザとか言う娘はビーデルの同級生の金髪の子だったかの?

 
  あ〜あ!早くこの服着て学校行きたいな!明日はお休みだしな〜〜!
  悟飯君に早く見て欲しいな♪


そうじゃな〜はやく悟飯君に・・・・・・・・・・・・悟飯君!?
ど・・・・どういうことだ!!!!ビーデルはコイツのことが好きなのか!?

 

   ×月16日

  今日の学校の帰り、銀行強盗が起きたので悟飯君と一緒に舞空術で行こうとしたの。
  そしたら、意識的なのか無意識的なのか、どっちか分からなかったけど、とにかく
  悟飯君が私の手をつかんで一緒に飛んでくれたの!!
  もしかしたら私の舞空術が遅いからかもしれないけどとにかく嬉し〜〜〜〜!!


な・・なな・・・・ナンだと!?ビーデルはコイツと手をつないだのか!?
しかもこのはしゃぎ様、ホントにビーデルはコイツの事を・・・・・・・!?


   ×月17日

  悟飯君って鈍感だから、私の気持ちに気付いてくれているのかしら?
  友達と同じなのかしら?ちょっと不安だわ・・・・・・・。でも今日はなんと
  

『なんと』なんじゃ!?くそぅ!!!ここでこのページが終わってるではないか!!
よし捲るぞ・・・・・・・・・

「パ〜〜〜〜パ〜〜〜〜〜?」

!!!!!!
こ!!これはビーデルの声!!!!

   ち・・・・チラッ・・・・・?

わわわやっぱり〜〜〜〜〜!!!!
スッゴイ怖い顔してる〜〜〜〜!!

「人の部屋で何やってるのよパパ!!!!」

「お・・・お前どうして・・・・・!!?学校はどうしたんじゃ!?サボリか!?」

「今日は午前中で授業は終わりだったのよ!!!・・・・・ん?パパなに持ってるの?」

し・・・・・・しまった〜〜〜〜〜!!思わず日記を手に持ったままじゃった〜〜〜〜!!

「!!!!!!・・・・・やだ!!!ちょっとソレ私の日記じゃない!!!!」

   バシッ!!

痛った〜〜!!ビーデルめ!!勢い良く取り過ぎじゃ!!

「・・・・・・読んだのね・・・・・・・・・?」

「い・・・いや・・・・・・ワシはまだ何も・・・・・・・・!」

「・・・・・・・私がサタンシティステーション近くのお店にシャプナーと一緒に行ったってのも見てない!?」

「え!?シャプナー?イレーザさんとじゃないのか!?」

「やっぱり読んでる〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」

や・・・やられた〜〜〜〜!!わしとした事が!!

「出てけ〜〜〜〜!!パパなんか出てけ〜〜〜〜〜!!!!」

い・・・・いて!!こらビーデル!!!パパにそんなに物を投げるな!!痛っ!!!
え・・・・・・?ちょ・・・・ちょっと待て!ビーデル!!その持ち上げた机はどうする気だ!?
ま・・・・まさか!!!お・・・・落ちつけサタン!!ワシは世界チャンピオンだぞ!?机くらいどうってこと・・・・・

「パパなんか大ッ嫌い!!!サイテ〜〜〜〜〜〜!!!」

へ・・・・・・・?大ッ嫌い・・・?最低・・・・・・・・?

       ガコ〜〜〜〜〜〜ン!!!!  

 

―――――――――机を顔面で受けとめ傷を負ったサタン。しかし娘に「最低」といわれた心の傷は
              顔の怪我が治ってもしばらくの間、治ることはなかった。

 

 終劇 ・・・・・・・・・。