小技連打
十二撃目:タイミング(00.9.21) ぬぬう・・・・やはりこうなってしまうのか・・・・”まだまだ”の続きです
ベジータは自室にいた。
これから重力室でトレーニングを始めるらしく、専用のスーツに着替え様とし、
ズボンに手をかけ、そして下ろしかける。
・・・・と、その時、
シュン!
「ベジータ!!」
「!!??ぬあ!!」
突然ドアが開き、ブルマが入ってくる。
急な出来事に、素っ頓狂な声を出し、慌ててズボンを持ち上げるベジータ。
そんな事には構わず、ブルマはベジータの方へツカツカと歩いて行き、
キス寸前まで顔を近づける。
(な・・・・なんだなんだ!?)
そのことに取り乱し、いつもの様にクール(?)に振舞えなくなったベジータは顔を赤くする。
「・・・な・・・・なんの用だブルマ・・・・・・」
するとブルマは今までのキッとした表情を崩し、目をうるっとさせながらベジータに抱きついた。
「!!!!!!!!!!」
さらにお顔を真っ赤にさせてしまう王子さま。
「・・・・ねえ・・・・ベジータ・・・・・・」
少しえぐえぐとした声でブルマが喋り出す。
「なな・・・・なんだ?」
グイッと体を離し、今度はベジータの目を見つめるブルマ。
「・・・・・私って、もうおばさんなのかしら・・・・?」
「・・・・・・?」
予想とは違った発言をするブルマに、少し驚くベジータ。(どんな想像してたんだか・・・・・)
「あのね、今日、トランクスに弟か妹が欲しいって言われたの・・・・」
「!・・・・・・・で?」
「それで、私一人じゃ決められないなぁって言ったら、トランクスが『ママも年齢的に辛いよね』って
諦めちゃったのよ!」
「・・・・・・・・・・・・」
呆気にとられ、無言になってしまったベジータ。
(こ・・・子供の言ったことをそこまで気にするか・・・?)
「・・・・・・・・・・今、下らないって思ったでしょ・・・・・?」
ブルマが目つきを強張らせる。そしてベジータが否定する間もなく、
ベジータの肩を掴み、前後に大きく揺らす。
「そりゃあさ!!アンタ達サイヤ人はいいわよね!!年を取るスピードだって遅いしさ!!
でも、私はそうはいかないのよ!だからそういう言葉には敏感に反応しちゃうものなの!
わかった!?」
「わ・・・・分かったから・・・ゆ・・・・揺らすな!!!」
「ねえ、ベジータ!!私ってもうそんなに魅力ない!?もうオバサン!?」
「だああぁぁぁ―――!!黙れぇぇぇぇ!!」
揺らされるのに、耐え兼ね、ベジータがブルマを突き飛ばす。
しかし、幸い(計略的かもしれないが・・・・)飛ばされた先はベットだったため、
ブルマも無傷だ。
「・・・・い・・・いった〜〜〜〜〜〜い!!!何すんのよ!!!!!」
「黙れといっているんだ!!!そんなに気にしなくてもお前は充分若い!分かったか!」
「黙れとは何・・・・・・え・・・・・・・・・・・?」
ベジータに食いかかろうとしたブルマの口が止まる。
「い・・・・・今なんて・・・・・・?」
「・・・・・・・何も言ってない。」
赤くなり、自分の言ったことを隠そうとするベジータだったが
ブルマの耳にはしっかりと届いたらしく、潤ませていた目を元に戻し笑顔になる。
そしてベジータもブルマの傍へと行き、二人はそのまま・・・・・・・・・
シュン!
「パパ!!今日の修行、僕も一緒で・・・・・・・・・?何やってるのママもパパも・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
その日一日、ブルマとベジータのトランクスに対する態度が冷たくなったことは言うまでもない。
終劇 やっぱりギャグ落ちなのです・・・・・