小技連打

十七撃目:からっぽ(00.11.21) 明るくない話です(汗)

 

 

――――――――悟飯君は大きくなったら何になりたいのかな?

―――――――――――えらい学者さんです。

 

この頃ふと、自分が何をしたいのか分からなくなる。

この間、進路指導があった。
先生に、何になりたいのかと聞かれて、
僕は昔と同じ様に答えた。
そうしたら先生は嬉しそうに「頑張れ」と僕の肩を叩いた。

でも、僕は「頑張れ」と言われて嬉しかっただろうか。

僕は本当に学者になりたいのだろうか。
なりたくないとは思わない。
じゃあなりたいと思ってる?

そもそも僕は何で学者になりたいと思ったのだろうか。

――――沈黙。

 

 

僕の理由・・・
学者になりたい訳・・・

勉強が好きだから?
確かに勉強は嫌いじゃない。

でも勉強することは、もう僕には当然過ぎて
好きとか、嫌いとか、そういう物差では計れなくなってしまっている。

僕が勉強を始めた訳・・・

初めて考えてみる。
でも、記憶を辿って行っても、物心ついた頃にはそこに勉強机があって
当たり前のようにそこに座っていたから
どうして勉強を始めたのかなんて分からない。

今まで勉強を続けている訳・・・

誰も止めろなんて言わなかったから。
それに勉強をしていれば、母さんも安心させられる。

じゃあ誰かが止めろって言ったら、僕は勉強なんかしなかったのだろうか。
母さんに勉強しろって言われたから、僕は勉強しているのだろうか。

僕にとって勉強なんてそんな物なのだろうか。
所詮それだけの理由で続けているだけなのだろうか。

人(母さん)に言われたから、学者になろうとしてる?

僕には学者になりたい理由なんてない?

 

 

「将来?そうだな〜・・・・・ボクサーかな?
 まあ、オレはお前と比べたら弱いかもしれないけどよ、ボクシング、好きだし。」

「私の夢?専門学校に行って服飾の勉強をしようと思ってるの。
 大学とダブルスクールにしようかなって思ったけど、ほら、私悟飯君程勉強なんかできないし。」

皆の夢。目標。

何故か皆僕と比べるけど、逆に僕は皆が羨ましい。
それと同時に自分の焦燥感が浮き彫りにされて、辛くなる。

 

人に言われたから勉強をやっていて
人に何も言われないから勉強を続けて

からっぽな僕のココロ。


途端、自分の世界がとても狭く感じられた。

そして自分という存在も小さく感じられた。

 

 

 

終劇 実は「のべる」の方で書いてみようかなと思った話(^^;(書くかどうかは分からなひ・・・;)の最初の部分を書いてみました。
            ここだけ読むと・・・く・・・暗いですね(^^;