小技連打

十八撃目:隠されし秘密…?(01.05.29) あははは〜;半年ぶりの小技連打の更新です;

 

 

「兄ちゃ〜〜〜〜〜ん!!」

「ん?どうした?悟天。」

ある休日の正午辺り。
窓辺から注ぎ込むお昼の暖かな光に、まどろみながらも悟飯が机に向かっていると、
突然悟天がドアを開けて中に入ってきた。

「あれ?それなんだい?悟天。お絵かきでもするのか?」

悟天の手に握られている鉛筆とそしてノートに目が付く。

「ううん。違うの。あのね、僕漢字の勉強してるんだ!」

「ええ!?」

なんだか嬉しそうにノートを悟飯の目の前に突き出し、そして声高に答える。
悟飯は驚いた。いや本当に。
今まで悟天が勉強に興味を示したことなんか一度もなかったのだから。

「え、えらいじゃないかー!悟天!」

そして悟天のノートを手に取り、そしてパラパラと捲り中を見る・・・・が、

「ん?」

勉強をしている、とは言っていたものの、そのノートに文字が書かれた形跡は無い。
そう、真っ白なのだ。

悟飯が頭の上にクエスションマークを浮かべていると
悟天が再びノートを自分の所へ戻す。

「あのね、でもね、まだこれからなんだ。
 それでね、僕、兄ちゃんに漢字を教わりたいの。」

ノートで口元を隠し、兄を見上げる姿はなんだか照れているようにも見えなくはない。
悟飯はそんな悟天の申し出を快く受けることにした。

 

 

「じゃあ、まず最初は自分の名前を書けるようにしないとね。」

「うん!」

自分の椅子に悟天を腰掛けさせる。そして自分はその横から教える事にした。

「それじゃあ、最初は簡単な「天」の文字から練習しようか。「天」っていう字はね・・・・」

言いながら、悟天のノートに見本の字を書く。
悟天本人も興味津々といった感じで悟飯の一画一画を食い入るように見つめていた。

「こう書くんだ。じゃあ悟天、できるかな?」

「うん!」

そう言って、悟天は上に書かれた悟飯の文字を見ながら書こうをするが・・・・

「ああ!違うよ悟天!そこは飛び出ちゃいけないんだ。」

「ええ?そうなの〜?」

「そうなんだよ。これじゃあ「夫」っていう字になっちゃうんだ。
 ・・・そうだね。じゃあ最初は兄ちゃんと一緒に書いてみようか。」

「うん!」

そして悟飯は悟天の手に手を添え、一緒に漢字を書くことにした。

 

そして自分の名前の練習をすること十数分。
悟天はなんとか自分の苗字も名前も書けるようになっていた。

 

「やったぁ!!書けたぁ!!」

「よくがんばったなぁ〜!悟天。」

腕を上げて喜ぶ悟天。そんな悟天を見て悟飯も何か一つの達成感を得たような気がした。

「あ、でもね、兄ちゃん。僕、兄ちゃんの名前も書けるようになりたいんだ!」

「え?僕の名前かい??うーん・・・ちょっと「悟天」より難しいぞ?いいのか?」

「うん!いいの!僕書けるようになりたいんだ!」

「そうか、じゃあまた上に手本を書くからね。そしたらまた一緒に書いていこう。」

「うん!」

そして悟飯は先程書いた「悟天」のとなりに「悟飯」と書いた・・・・・と、その時。

「・・・・・・あれ・・・・・?」

悟飯はあることに気が付いた。

「?どうしたの?兄ちゃん?」

「え・・・・いや・・・・その・・・;」

(いや・・・これは単なる偶然だ;)

なんとかそう思い直し、悟天に気付かれまいと冷静さを装う努力をする。
しかし、そんな悟飯の努力も虚しく、こんなときに限って悟天の頭が冴えてしまった。

「あ!これ、「テン」って読むんだよね?で、右が「ハン」!
 面白いね〜!これ、真中に「シン」って入れたら、あのクリリンさんたちの仲間の「テンシンハン」さんって人になるね!」

 

    ・・・・・・・・・・・・。

 

無邪気に自分の発見に喜ぶ悟天の側ら、両親に対して疑惑の念を抱かずにはいられない悟飯であった。

 

 

(ハハ・・・・・これでもう一人できて、名前が「悟津」だなんてことになったら・・・・・・シャレにならない・・・な・・・)

 

 

 

 

終劇 ヤバ!!(汗)何ヶ月ぶりの更新だよぉ!(>_<)しかもこんなキワドイネタ;