小技連打
九撃目:まだまだ!(00.9.08) あははは〜〜・・・・・(汗)
「ねえ、ママ」
「ん?何?トランクス。」
ブルマが居間で雑誌を広げながらコーヒーを飲んでいると、
突然トランクスがソファーの後ろから話しかけてきた。
「あのね・・・・・・・・」
「どうしたの?」
なかなか事を言おうとしないトランクス。
「・・・あのね・・・・今年のクリスマス・・・その、プレゼントのことなんだけど・・・・」
「あらな〜に?気が早いわね〜!何か欲しい物があるの??」
「・・・う・・・うん・・・」
ちょっとおかしいな、とブルマは思った。いつもなら何か欲しい物があるときは、服の裾を引っ張って
ねだるトランクスなのだが、今日は何だか様子が違う。
それにクリスマスなんてまだ先の話なのに・・・・・。
「いいわよ。何が欲しいの?」
ブルマがそう言うと、トランクスは緊張しているような面持ちで、ゴクリと唾を飲み、
意を決したよう答えた。
「ぼ・・・・・・僕・・・・・・・兄弟が欲しい!!!!」
「・・・・・・え?」
一瞬固まるブルマ。持っていたコーヒーカップを落としかけ、慌てて持ちなおす。
「・・・・・・きょ・・・・兄弟・・・・・・??」
「・・・・・・なんかさ、悟天には悟飯さんがいるじゃん?悟天を見てると羨ましくって・・・・
本当はお兄ちゃんが欲しいんだけど、それは無理だから、弟か妹が欲しいんだ!!
でもすぐには無理でしょ?だからクリスマスにさ・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・。」
どうやらトランクスも、赤ちゃんがすぐには産まれてこないことは知っているようだが
十月十日しないと産まれてこないことは知らないらしい。
しかし、今のブルマはトランクスの言葉に固まっていてそんなことを思っている余裕はない。
「・・・で・・・・・でもねトランクス・・・・・・」
(こういうことは私一人では決められないし・・・・・・・・・)
「・・・・・・・・・やっぱりダメか・・・・・・・」
「・・・・・・・・・?」
やけに素直なトランクスの反応に少し驚くブルマ。
トランクスは180度後ろを向き、俯き、残念そうに言葉を続けた。
「ごめんねママ。僕自分のことばっかり考えてて・・・・・・・。
ママだって、もう赤ちゃん産むのには辛い歳だよね・・・・・・。
・・・ちょっと残念だけど、悟飯さんは僕のこと弟みたいに可愛がってくれるし
僕は充分幸せだよ・・・・!」
「・・・・・・・・・・・・」
向き返ったトランクスはブルマに笑顔を見せる。そんなトランクスを見てブルマは
なんだか切ない思いに駆られた・・・・・・・・・・・なんて事はなかった・・・・・・・
「なんですって〜〜〜〜〜〜!!!」
「!!!!!!!!」
そう叫び、ソファーをガッと乗り越え、トランクスに突進していくブルマ。
トランクスも向かってくるブルマの尋常ではない表情にその場に固まってしまった。
「私がもう赤ちゃんを産むような体力のない歳だって言うの!!??」
「わわわわ!!!!」
トランクスの肩をガシッと掴み、前後に思いっきり揺らす。
首がガクガクと揺れ、辛そうなトランクス。
「私だってねえ!!私だってねえ!!まだまだ若いんだから!!
赤ちゃんだってポコッとすんなり産めるわよ!!
体力だってまだ衰えてはいないわ!!!!」
「・・・わ・・・・わかった・・!!ママ・・・ゴメン!!・・だ・・・だから・・止めて!!」
ブルマはようやくトランクスの肩を離し、そして今度は居間のドアの方へと体の向きを変えた。
首を左右にコキコキと揺らしながら手で押さえているトランクスは、その様子を見てブルマに尋ねる。
「?ママ。何処に行くの??」
「・・・・・・ベジータのとこ!!!」
「え!?パパの!?」
そう言い放つと、ブルマはドカドカと音を鳴らしながら居間を出ていく。
そしてトランクスの耳には、居間を出ていくブルマの独り言が聞こえた。
――――――私だってまだまだいけるんだから!!待ってなさいよ!!ベジータ!!―――――――
終劇 んん!?って感じですね・・・・(汗)ちなみに、ブラが産まれたのはこの時ではありません(^^;トラまだ小さいしね(笑)