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秋だから
    腹もめげすに
          せつない系(1)
  魔人ブゥとの戦いの後、
  地球は無事に平和を取り戻していた。
  それも孫悟空のおかげである。
  そしてこれは、そんな平和な毎日が続いている
  孫一家でのお話。

  今日も食卓は孫一家四人によって囲まれていた。

  「ご馳走様でした。」

  カタンと音を立て席を立ち上がる。
  いつものように自分の食器を手にもち、台所まで運ぶ。

  「あれ?悟飯ちゃん、もういいのか?」

  「はい、なんか今日はあんまりお腹すいてなくて…。」

  「そうだか?………もしかして具合でも悪いんだべ?」

  チチが心配そうな顔をして悟飯の顔を覗き込んだ。

  「い、いえ。全然元気ですよ!」

  そう言ってガッツポーズをして見せた。
  しかしその笑顔はどこか”つくった”もののように感じた。
  足早に自分の部屋に戻っていく悟飯を見て、
  チチが怪しんだのは言うまでもない。

  「怪しいだな…悟空さ!!」

  「ほへ?」

  ご飯を口いっぱいに含んだ悟空が振り向いた。

  「悟飯ちゃんの悩みを聞き出すんだ!!」

  「はんは、ひひなひ?(訳→なんだ、いきなり?)」
 
  「あれはぜ〜〜ったい何かあるだ!…はっ!!!
  もしかしてビーデルさんと上手くいってないんじゃねえだろうな・・・。」

  チチが一人の世界に浸っている横にはチチの呼びかけをまったく気にせず、
  再び食にありつく悟空の姿があった。

  「悟空さ、何してるダ!?行ってくんだ!!」

  チチは悟空の尻を蹴り上げ、悟空は近くの床に転がってしまった。
  女強し・・・。
  仕方なく悟空は悟飯の部屋に向かっていった。

  「いって〜〜!!何でオラが…。
  まだ飯半分も食ってねえのによぉ。」

  
  そんな愚痴をこぼしながら気づくともうそこは悟飯の部屋。
  とりあえず中にいる悟飯に向かって叫んでみた。
 
  「お〜い、ごは〜〜ん!」

  「お父さんですか!?」

  部屋の中でイスを引く音がし、そのとたんドアが開いた。
  驚いた表情を見せる悟飯。

  「どうしたんですか?」

  「いや〜、オラもよくわかんねえだけどよぉ、 
  チチが悟飯のこと心配してっぞ?」

  「え?お母さんが!?」

  「ああ…何かあったのか?チチの飯は絶品じゃねえか。
  なにか不満でもあんのか?」

  悟空が珍しく親父らしい発言をする。

  「いえ、そういうわけじゃないんですよ。
  ただ…今日のお昼も牛丼だったので…。」

  
  「ひえぇ〜!おでれいた〜!学校っつーとこでは飯が食えるのか?」

  「…はい。それで今日ちょっと食べすぎちゃって…。」

  「そんなうめえのか…!?」

  悟空が興味津々に悟飯に尋ねる。

  「はい。もうそれこそ絶品なんです!!」

  「チチの飯より…?」

  期待を込めて見つめる悟空の目はまるで
  強えヤツが現れたときみたいにわくわくしているようだった。
 
  そしてまた台所では居ても立ってもいられないという様子で
  チチが落ち着きのない行動を取っていた。
  心配いらないよ、チチ…。

  「う〜ん、、どうでしょう?結構いい勝負だと思いますけど…。」

  「ほええぇ〜!この世にチチの飯と同じくれえうめえモンが
   あったのか〜!!」 

  「学校でも結構名物になってるんですよ。」

  「オラも食ってみてえなぁ…。良し、悟飯!
  明日オラも悟飯の学校に行くぞ!!」

  悟空の妙案に悟飯は驚き戸惑った。

  「な、何言ってるんですか、お父さん!怪しまれますよ!」

  「そうか〜?オラはその学校っつーとこ行けねえのか?」

  「…ハイ、一応。」

  「そいつは困ったな〜。」

  上手い牛丼のために!悟空は一生懸命自分が学校にいける
  方法を考えていた。
  悟飯は少々あきれモードだったが、平和になった今
  父が今ここにいるだけで幸せなことだと思った。

  「そうだ!!!!悟飯!」

  「はい?」

  「オラいいこと思いついたぞ!!」

  なんとなく嫌な予感がした悟飯。
  その予想はずばり当たっていたのだが…。

  「フョ―ジョンだ!!」

  悟空がこれぞ名案とばかりに叫んだ。

 

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のべるるーむへ

ほーむへ

 


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