シーン…
悟飯の部屋の中が静まり返る。
外からは秋の虫たちの合唱が聞こえ、夜を華やかなものにさせている。
「…………はい?」
しばらくして、悟飯が聞き返した。
「え?だからよ〜!オラと悟飯でフュージョンすんだよ!
それで学校の牛丼食いに行くんだ!」
「………」
口を開けたまま固まる悟飯。
「?ああそうか!フュージョンっていうのはな、姿形の似た者同士が・・・・」
悟飯の沈黙を、フュージョンというものを知らないから
黙っているのだと解釈し、人差し指を立てて説明しだす悟空。
「え!?あ…いや…フュージョンのことは知ってます!」
「じゃあ問題ねえじゃねえか!」
「あ、、あの本当にフュージョンするつもりですか・・・・・・・・・?」
「だってオラこのままじゃ牛丼食えないんだろ?だったらこれしかねえよ!」
「…は…はあ……」
長年、悟空の息子として悟空の側にいた悟飯だが、
今回の悟空の発言には、呆気に取られている様子。
「まあ…悟飯がどうしてもヤダっつーなら、オラ駄目元で食堂ってとこ
行ってみるけどよ。」
「だ、だめですよ!!そんなことしたら!僕が恥かしいじゃないですか!!」
手を左右に降り、必死に訴える悟飯。
一方悟空は、何で恥かしいんだ?と、不思議そうな顔をしている。
そんな悟空の顔を見、悟飯はこの人ならやりかねない、と青ざめ
その場で俯いた。
「…?どうした?悟飯?」
「…わ、わかりました。フュージョンしましょう…。」
「ホントか!?」
悟飯の言葉に、悟空は少年のように目を輝かせた。
「ただし!!」
俯いていた顔を上げキッと悟空を悟空を見る悟飯。
「ただし!!食堂に行けるお昼休みだけですからね!フュージョンするのは!」
「わかった♪わかった♪」
もう、牛丼が食べれるということが分かり、ニッコニッコして止まない悟空。
「…じゃ・・じゃあ、お昼休みに学校の校舎裏に来てください。
誰にも見つからない様にお願いしますよ?」
「?校舎裏ってどこだ?」
「…僕の気を探って来てください。」
「お!そうか!わりぃわりぃ!!」
「………」
ため息をつき、牛丼の話をするんじゃなかったと、
今更ながら悟飯は自分の発言に後悔をした。
「よ〜〜〜〜し!!じゃあ今からフュージョンの特訓だ!!」
「えええ!?もしかして、明日実行するんですか!?」
屈伸をしている悟空を見て、慌てる悟飯。
「な〜に言ってるんだよ!なんとかは急げっていうだろ?」
「…善は急げです…」
「はい!じゃあまずは手の角度に気をつけるんだ!で、こうして…」
もうこの父は止められない…悟飯は強くそう思った。
そして渋々とイスを立ち、父の指導を受けることにした。
「ハイ!ワンツーワンツー!!」
日も完全に落ちたころ、鈴虫の鳴き声と共に
パオズ山にはりきった悟空の声が響き渡る…。
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のべるるーむへ
ほーむへ
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