Another World(2)
「準備は出来たか?」

「うん!」

さて、今日はそのバーベキューが行われるという当日。
孫一家は自宅を前にして、将に今出かけようとしていた。

「あれ?悟飯はどうしたんだ?」

周りを見渡し、悟飯がいないことに気がついた悟空。

「悟飯はビーデルさんと一緒に行くだと。
 オラ達より一足先に出たべ。」

「そっか〜。じゃぁオラたちより早く着いてるかも知れねえな!!
オラたちも行くか!!」

「んだな。」

「ほらっ、チチ乗れよ!」

そう言って悟空はチチの前にかがんだ。

「重くねえか?」

そう、この日はカプセルコーポに舞空術で行く事になっていたのだ。
チチだけは飛べないので、悟空が乗せてくれるというのだ。

「ああ。オラは毎日鍛えてっからな!チチぐれ〜軽いもんだ!」

「そうだか?」

それでもチチは申し訳なさそうにそっと悟空の背中に乗った。
悟天は既に空中に浮かび上がり、ぐるぐると飛び回りながら
つかまるはずの無い虫を追いかけていた。

「よし、じゃぁいくぞ!」

「んだ!」

「うん!」

そう言って孫家を飛び立つ孫一家だった。




一方カプセルコーポでは…。

「あら?悟飯君!!いらっしゃい。早かったのね。」

「はい。ちょっと早めに出たので…。」

「あら?…」

悟飯の後ろにもう一人人の影を見つけ、そっと悟飯の背後を覗き込むブルマ。

「ビーデルさん…?」

ブルマがつぶやくとまもなく後ろに隠れていたビーデルがひょこっと体をだした。

「な〜〜に?ふ・た・りで来たの〜?」

ブルマがニヤニヤしながら悟飯とビーデルを交互に見る。

「あっ、えっと…いやっ、その…なんというか…そうなんですけど…」

悟飯がささやくような声で議論したものの、ブルマには全てお見通し。

「孫君たちは?」

「…はい。あの…後から来ると思います。」

「そっ!まだヤムチャくらいしかいないけど相手しててくれる?」

「はい。分かりました。」

「…あの、私手伝いましょうか?」

悟飯の隣ですましていたビーデルが言った。

「そんな!悪いわよ!!大丈夫大丈夫!!あたしだってバーベキューの準備くらいできるわよ!」

そう言って腕を捲り上げてガッツポーズを見せたブルマ。


ボンッ!!


「………」

どうやらブルマが調理中のものに何かトラブルが起こったらしい。
(多分ガスボンベに何か異常があったのだろう。さすが科学者!爆発はつき物だね!)
先ほどの自身ありげのブルマの発言も今となっては情けない限りだ。

「…やっぱり手伝ってもらえる?」

「はい。」

「じゃぁビーデルさん。僕は向こうにいますから。」

「うん。待っててよ、悟飯君!私がんばっちゃうから!」

それと同時にウインクをし、ブルマと共に台所に向かっていった。

「あ・・・はは・・・は・・・・!」

ビーデルのウインクを受けた悟飯は顔を真っ赤にしながら小さく手を振る。

(う〜ん・・・・でも何して待ってようかな・・・・・・??)

とりあえず、みんなが集まるであろう中庭に悟飯は足を向けた。
玄関から中庭は割と近くて、すぐにつくことが出来た。

(は〜・・・・・やっぱり早く来過ぎたのかな・・・・?まだ誰もいないや・・・・)

辺りを見わましてみても、ブリーフ博士が拾ってきた動物のほかには誰もいない。
悟飯はとりあえず中庭の中心へと行き、ベンチに腰を掛けた。
・・・と、その時・・・・・・

「よ!お熱いね〜〜〜〜〜!・・・ック・・・ラブラブなんじゃなな〜い!?」

背後から、酒臭い臭気が漂ってきた。

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