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Another World(3)

 

「!!???」

鼻を抑えながら慌てて悟飯は後ろを振り向いた。

「!!ヤ・・・ヤムチャさん・・・・・・・・・・」

そう。そこには先程ブルマに言われたとおり、
皆より先に来ていたヤムチャがいた。

「お久しぶりですね!ヤム・・・・・・!!・・・」

挨拶を仕掛けた悟飯だったが、アルコールの臭いが
どうしても気になってしまい、握手のために差し出したその手を一旦引き、
再び鼻を覆った。

「ん〜〜〜〜??どうした〜〜〜??悟飯〜〜〜〜」

「ヤ・・・ヤムチャさん・・・・・パーティーはこれからだって言うのに
 一体どのくらいのお酒を飲んだんですか!?」

「え〜〜??どれくらいって・・・・・・・・あれくらい〜〜〜〜」

すっかり出来上がったヤムチャは、とある方向を指差す。
そして悟飯がその方向に目をやると
そこには既に空となったビール瓶が2・3本テーブルの上に転がっていた。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「いや〜よぅ〜〜〜ちょっと早く来すぎちまってさ〜〜〜まあ、皆が来る前に少し
だけ飲んでおこうと思ったら止まらなくてよ〜〜〜〜〜〜!!アッハッハ!!こりゃ参った!」

絶句する悟飯を他所に、上機嫌のヤムチャは何が面白いのか、ケラケラと笑いだす。

「それにしても悟飯〜〜〜〜〜!!彼女と同伴で来るなんてやるじゃな〜〜〜い!
 いいよな〜〜〜オレがお前くらいの年の頃はよ〜〜〜〜・・・・・・・・・・」

「や・・・・ヤムチャさん!!一旦部屋をお借りして休みましょう!!
 まだ皆が揃うまでには時間があると思いますし!!ぼ・・・僕ブルマさんに部屋を
 借りてきますね!」

このままではヤムチャの昔語りを延々と聞かされてしまう!
そう危機を感じた悟飯は、慌ててその場から立ち去ろうとした。

「お〜い!待てってばよ〜〜!まだ話が終わっちゃいねえってばよ〜〜〜〜〜!!」

「ちょ、ちょっと待っててくださいね。」

そう言うと、悟飯は中庭から廊下へと出、ブルマがいる台所へと向かうべく
足を進めようとした。が、その時、

「あっれ〜〜〜!?悟飯じゃん!!」

「!!クリリンさん!!」

声を掛けられ振り向くと、そこにはくりりんと、マーロンを抱えた18号がいた。

「こんにちは!クリリンさん!18号さん!マーロンちゃん!」

軽く頭を下げ、挨拶をする。

「なあ、ところでもう誰か来てるか?オレ達ちょっと早めに来ちまったからよ。」

「は・・・・はぁ・・・・ヤムチャさんがいることにはいるのですが・・・・・・・」

「どうかしたのかい?」

「ど〜かしたのかぃ?」

18号の口真似をするマーロン。

「そ・・・それが・・・・もうすっかり出来あがちゃってまして・・・は・・・はは・・・・」

引きつった笑いを見せ、悟飯は中庭の方に手を向けた。

「あちゃ〜〜〜!もう飲んじまっているのか!?ヤムチャのやつ!!」

「そ・・・そのようで・・・・・・」

「・・・・・・オレももう飲んじゃおうかな〜〜〜〜・・・・・・」

「クリリン?」

小さく放ったその一言に、敏感に18号が反応する。

「ちょ、ちょっとだけだからさ!じゃあ、先に中庭いってるわ!」

「・・・・まったくもう!」

「あ・・・あははは・・・・・・・」

(確かヤムチャさんも「ちょっと」のはずだったんだよな・・・・・・・・)

クリリンの後ろ姿を見送り、後には悟飯と18号とマーロンが残された。

「さてと・・・・・・私も何か手伝おうかな。悟飯、ブルマは何処にいる?」

マーロンを床に降ろしながら18号が尋ねる。

「ブルマさんなら台所で今日のパーティーの下拵えをしてますよ。」

「そっか。じゃあそっち行くから、この子宜しく。」

「は・・・はい・・・・・って、ええ!?」

うろたえる悟飯を尻目に、マーロンの頭をポンと叩くと、18号はそのまま台所へと
向かっていった。

「お母ちゃん何処行くの?」

クイクイと、悟飯のズボンを引っ張るマーロン。

「あ・・・・・18号さんは今日のパーティーの準備に行っただけだから、大丈夫だよ。
 だからお兄ちゃんと、少し外で遊んでようか?」

「うん!」

うろたえはしたものの、流石は長男、小さな子の扱いには慣れているらしく
そのままマーロンを抱き上げ、玄関の方へと進んでいった。

 

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