| びゅーてぃふるらいふ (4)〜ビーデル、お宅訪問DX!!〜
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待ちに待った日曜日。
ビーデルは眠い目を擦りながら舞空術で悟飯の家に向かってるところだった。
ビーデルはこの日も寝不足だった。
なぜなら、今日どんな服を着ていくか昨日遅くまで迷っていたのである。
最初は女の子らしくスカートでもはいていこうと思ったが、
普段では絶対見せないスカート姿をもし父であるMr.サタンに見られたりしたら
言語道断、問いつめられるだろう。
結局いつもと同じTシャツに膝までのスパッツをはいて出かけた。
「ちょっと早すぎたかなぁ?ま、いっか。大ジョブよね。」
そう言ったビーデルの視線の先の腕時計は12時半過ぎを指していた。
そして再び顔を上げ正面を向き、定まらない一点を見つめていた。
「え〜と、うん、・・・・・・・で、そうね。よし!」
どうやら今日の事を考えていたらしい。どんな場面に切り出せばいいか、
ビーデルなりに昨日の夜考えてきたのだ。
それが寝不足であるもう一つの理由でもあった。
この時彼女の頭は今日のことで一杯で、周りに目が行き届かなかった。
あやうく悟飯の家を通り過ぎそうなって、慌てて降りた。
「ふうぅ〜〜」
一つ深呼吸をして精神統一をした。
(いつもみたいに普通に接すればいいのよね!)
「ふぅ〜〜」
もう一度深呼吸をして、ドアの横にあるインターホンに手を掛けた。
ピンポ〜〜〜〜〜ン
悟飯の家にインターホンの音が響いた。
ガチャッ!
待つ間もなくすぐにドアが開いた。
出てきたのは悟飯の母、チチだった。
ビーデルだとは思わなかったのあろう、少々驚いた表情を見せるチチ。
「あ、ビーデルさんでねいか!ちょっと待っててけろ。
悟飯ちゃぁ〜〜〜〜〜ん!!!ビーデルさんだぞぉ!」
そのすぐ後に部屋の奥の方から声が聞こえた。
「今行きます!」
悟飯の声だった。
チチもこの声を了解すると、
「上がって待っててけろ。」
と言って、ビーデルを居間に通した。
それから続けて言った。
「一つ言っとくだが、部屋で二人きりだからって
悟飯ちゃんに変なことすんでねえぞ?」
チチがからかうように言った。
ビーデルもこの言葉には聞き慣れていたようだったが・・・
「そ、そんなことしません!!」
いつも焦ってこんな風に答えてしまうビーデルだった。
(若い子はイイだな、初々しいだ。悟飯ちゃんも悟空さに似て鈍感だからな。
ビーデルさんも苦労するだ。)
そんなことを思いながらちらりとビーデルの方に目線を向け
ふふっと笑うチチだった。
チチに勧められ、居間の隅にあるソファーに腰を掛けようとした時だった。
「すみません。待たせちゃって。」
奥の部屋から悟飯が出てきた。ビーデルはパアッと表情を明るくしたが
すぐにその表情も沈んでいった。
「あ、ビーデルのおねえちゃんだ!」
「こんにちわ〜〜!!!」
悟飯の後ろからひょこっと出てきたのは悟飯の年の離れた弟、悟天と
その友人、トランクスであった。
「すみません、悟天達の相手をしていて・・・。
こっちの部屋でしましょう。こっちです。」
悟飯が部屋に案内してくれた。
ビーデルは悟飯の部屋、悟飯の家自体入ったことがなかったので、
物珍しげに周りをきょろきょろしながら悟飯の後ろをついて行く。
しかしビーデルには一つ気になることがあった。
ビーデルの後ろに何気について来ている悟天とトランクスである。
(もしかして悟天君達も一緒・・・!?嘘でしょ!?
悟天君達の前で悟飯君の気持ちなんて聞けないわ・・・・。)
心配するビーデル。
目的の部屋に着いたのか、悟飯が一つのドアの前で立ち止まった。
ためらいもなくドアを開け、部屋に通された。
どうやら悟飯の部屋のようだ。見慣れた鞄や教科書が並んでいる。
初めて見る悟飯の部屋と自分が想像していた悟飯の部屋を比べてみる。
思っていたよりもずっと本が多い、マンガなんて一冊もない。
物が少ない、窓が大きい・・・・
ドアの付近で立ち止まって部屋を見渡しているビーデルに悟飯が声を掛けた。
「ビーデルさん、適当なところに座って下さい。」
そして今度は悟天達の方に視線を向けて続けて言った。
「悟天達、邪魔しないって約束するならここにいても良いぞ?」
「っっ!!!!」
今にも音に出そうな声を一生懸命おさえるビーデル。
恐れていたことが来た・・・という表情をしている。
(今日はもうダメね・・・・)
あきらめ掛けたビーデルだったが、その悟飯の問いに
思いがけない答えが返ってきた。
「何言ってんだよ、兄ちゃん。僕知ってるよ。兄ちゃんとビーデルさんは
つきあってるんでしょ?恋人達の邪魔はしちゃいけないんだよね!」
ちょっと顎を高めに上げ、得意げに言う悟天。
「な、、な、なに言ってるんだよ、悟天!!に、兄ちゃんをからかうなよ!」
顔を真っ赤にしながら言葉になってない悟飯。
隣でビーデルも顔を真っ赤にしている。
「じゃあ僕たち外で遊んでくるね。頑張ってね、兄ちゃん!」
「悟飯さん、ビーデルさん、お幸せに!!」
そう言い残すと二人は足早に悟飯の部屋を去っていった。
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