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ほのぼの。(前)

「こんにちはクリリンさん!」

「お!悟飯じゃないか!どうしたんだ?」

ここはカメハウス。元は亀仙人の家だったのだが今ではクリリン、18号、マーロンも共に暮らしている。
そんなカメハウスに、ブウ戦以来、初めて悟飯は訪れた。

「あの、母さんがこれを18号さんに渡して来いって・・・」

そう言って、悟飯は脇に抱えていた物をクリリンに差し出した。

「ん?本?・・・・・料理の!?」

「はい。なんか前に18号さんに貸す約束してたみたいでして。」

あからさまに18号がこんな本読むのか?という表情をするクリリン。
また悟飯も頬をかきながら、さあ?という顔をしている。

「は〜・・・・18号がねぇ〜〜・・・」

「なんだい?私が料理の本読んじゃ悪いってのかい?」

「うわあぁ!」

突然後ろに現れた18号。
その18号の声に驚き、クリリンは慌てて悟飯の脇に駆け寄り、
そして18号と向かい合う。

「な・・なんだよ!驚かすなよな!」

「勝手に驚いただけだろ?私のせいにするんじゃないよ。」

相変わらずのつんけんとした喋りっぷり。
しかしクリリンを一睨みすると、18号の視線は悟飯の後ろへと運ばれた。

「なんだ、悟飯だけかと思ったらあんたも来てたんだ。」

「へ?」

18号の視線の方向にクリリンがぐるりと向く。

「…あ!えっと、君は…悟飯の友達の!」

そう。悟飯の影に隠れて丁度今までクリリンがいた位置からは見えなかったのだが
そこにはビーデルが出るタイミングを見失って居場所なさげに立っていたのだった。

「はい・・・悟飯君の友達のビーデルです・・・。」

 

 

「いや〜わざわざ届けてくれてアリガトな!」

「いえ、舞空術で飛んでくればそんなに時間かかりませんし、
 それにビーデルさんの舞空術の練習も兼ねてますから、そんなに気にしないで下さい。」

配られた紅茶を飲みながら悟飯が答える。

「あれ?でももう彼女、空飛べるんだろ?」

「はい。でも、もっと早く飛びたいって言うもんで、こうやって今も練習しているんです。」

「なによ〜?早く飛びたいって思うのっていけないこと?」

悟飯の言い草が気に食わなかったのだろうか、今まで18号の膝の上に乗ったマーロンと
遊んでいたビーデルが、悟飯の小脇を肘で突付く。

「い・・・いえ!!そんなことは・・・・!!」

手を左右に振り、必死になって否定する悟飯。
そんな悟飯を見て、クリリンが思わず吹き出す。

「ハハ!しっかしお前達サイヤ人ってのはホント尻にひかれてばっかりだな!
 悟空にしろベジータにしろ、皆奥さんの方が強いもんな!」

   ボッ!!

瞬時に二人の顔が真っ赤になる。悟飯に至っては頭から湯気を出し、もはや茹蛸状態。
それを見て、増々クリリンは笑い出す。18号でさえも口元が震えてしまっているが、
膝に乗っているマーロンは真っ赤な2人と母の顔を見比べながら不思議そうな顔をしている。

「ぼ・・・・僕達はそんな・・・!!」

「・・・お・・・・奥さんだなんて!!」

「ま、照れるな照れるな!」

よく言えば年上の貫禄、悪く言えば親父チックとでも言おうか、クリリンはカッカッカと悟飯の
肩を叩きながら再び笑った。

 

 

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のべるるーむへ

ほーむへ

 

 


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