| 「うわあぁぁぁぁぁ!!」 地べたに座り込み、泣き喚く悟空。 「オ・・・オラだってどうしてこんな事になったかわかんねぇよ・・・・」 パオズ山の一件の家に、異様な雰囲気が流れる。
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| MERRY COUPLE(1) |
事は少し遡る。 「よ〜し!悟飯!!今日はこの辺にして家に帰ろうか!!それにオラ、もう腹が減って 「はい!お父さん!!」 悟空と悟飯は、未来から来たトランクスが、3年後に恐ろしい人造人間が訪れると 「行くぞ悟飯!」 「はい!」 そう言って舞空術で、紫がかった空へと飛び立とうとした瞬間、 ぐぎゅ〜るるるる・・・・・・・・・・・ 空へ飛び立った悟飯が大きな音に気がつき、横を向いてみると、一緒に飛び立ったはずの悟空が居ない。 「わりぃ!!悟飯!!オラもう、腹が空き過ぎて家まで待てねぇや!!舞空術なんて使ったら 「・・・お・・・・お父さん・・・・・・」 ちょっと困った顔をして再び悟空の傍に降り立つ悟飯。 「どうするんですか?僕がここに夕飯持ってきます?」 「いやあ〜〜、オラそんなに待てねぇよ〜〜〜。」 「え?じゃあどうしようもないじゃないですか!」 そう悟飯が尋ねると、悟空は一つの方向を指差した。 「ええ!?アレを食べるんですか!?・・・・・・・・でも、あの木は見たことありませんし・・・・・・ 「でもよ〜〜毒でもなんでも、オラこのままじゃ腹減り過ぎて死んじまうよ〜〜〜!」 側から聞いていると、まるで母親とダダをこねる子供のような会話だ。 「と、いうことで、オラちょっくらあの実を食べてくるわ!」 そう言うと、悟空はもの凄いスピードで名前も知らない木の元へと走っていった。 「・・・あんなスピード出せるなら家にも着けるんじゃ・・・・・・・・・」 悟飯の呟きも、もう悟空の耳には入らない。 「うは〜!!美味そうだなあ!!毒が入ってそうにも見えねえし、まあ入ってたとしてもオラ パグッ!! 「・・・う・・・・・うっめぇ〜〜〜〜〜〜!!!」 満面の笑みを浮かべる悟空。次の一口でその実を全て口に含み、 「・・・・っか〜〜〜〜!!おい!!悟飯!!これめっちゃうまいぞ!!おめえも食ったらどうだ!」 「え・・・・、でも・・・・お母さんが夕飯作って待っててくれてるんですよ?」 「なにも腹いっぺぇ食えとは言ってねぇだろう?ちょっと食ってみろよ!!」 「・・・・う・・・うん・・・・・・。」 悟飯も口には出さないものの、お腹はかなり減っていたため、悟空の誘惑(?)に乗ってしまった。 「お・・・・おいしい!!!」 「だろ??へへ・・・・・こりゃいいめっけもんしたな!」 そして、しばらく実を食べていた二人だったが、悟飯がはっと我にかえり悟空に言った。 「お・・・お父さん!!そろそろ帰らないとお母さんに怒られますよ!? 「お、そういやそうだな。チチは怒るとこえぇもんな〜〜〜、よし!帰るか!・・・・・と、その前に・・・・・・」 そう言うと、悟空は4・5個実をもぎ取った。 「お父さん?帰るんじゃないんですか?」 「え?いやぁ、この実うめぇからよう、少し持って帰ってまた後で食おうと思ってよ!」 「・・・お母さんにバレても知りませんよ・・・?」 そして二人はようやくの事、その場を後にし、我が家へと飛び立っていった。
「あ〜〜〜〜〜〜!!腹いっぺぇだあ!!それにしてもチチの飯は何度食ってもうめぇよな〜〜!」 バフンと寝室のベットに横になる悟空。 「・・・・・ん〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・。」 しかし、夕方食べた実のことが気になったらしく、ムクリとベットから身を起こす。 「あんなおいしい実は初めてくったよな〜〜・・・・・・・はあ・・・・・もう一度食いて〜〜!」 自分がもう一度その実を食べているところを想像し、またもや口元が緩む悟空。 「そうだ!!たしかチチに見つからない様に屋根のところに隠してきたんだっけ!」 そう言いながら、悟空はチチに気付かれない様、忍び足で玄関から外へと出ていった。 「えっと・・・・・あそこら辺だったかな?」 ジャンプをして、屋根の上へと飛び、目標の地点へと着地する。 ガタン 「!!!」 降りたった瞬間に、少し音が鳴ってしまった。 (マズイ!!気付かれたかなあ・・・?舞空術で飛んだ方が良かったかも・・・) 慌てて、額に汗を流し、玄関の方を見つめる悟空。しかし聞こえてくるのは (・・・・よかった・・・・気付かれてないみたいだな・・・・・・・) ホッと胸を撫で下ろし、体の力を抜く悟空。そして屋根の上に無造作に置かれている (う・・・・・・・うっめ〜〜〜〜!!チチの飯も最高にうめぇけど、これもなかなかのもんだな!!) 顔をほころばせ、幸せそうに実を頬張る悟空。あたりには悟空の実を食べる音と スタッ!! 何かが背後に降り立つ音。 (ま・・・・・まさか!!??) 恐る恐る後ろを振り返ってみると、そこには眉間に皺を寄せたチチが居た。 「悟空さ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?????」 「チ・・・・チチ!!!!」 思わす尻餅をつき、後退る悟空。 「へ・・・・・・へへ・・・・・・・・。」 悟空の右手に持たれているもの気がつき、ますます表情を険しくするチチ。 「!!なんだべそれは!!!悟空さはそんなにオラの作る飯が嫌いなんだべか!?そげなもんまで屋根にかくして!! 「・・・・ち・・・ちげぇよ・・・!!今日はたまたま・・・・・・・!!」 「今日だけだろうと、オラの飯を腹いっぱい食わずに、ちげぇもんを食ってたことには変わりねえべ!」 ヅカヅカと、悟空に攻め寄るチチ。悟空もそれにつられて、しかしいまだに実を口に含みながら後退りをしている。 「わ・・・わ!!待て!!待てってばチチ!!あぶねえって!!!」 「言い逃れはするんでねぇ!!!!」 チチはもう既に屋根の際まで来ているということに気がついてない。 「そうじゃなくて・・・・!!・・・・・うわああ!!」 「!!!!!」 チチに攻め寄られ、そのまま屋根から落ちる悟空。チチもバランスを崩し 「わわ!!」 悟空もチチも、体制を立て直し、着地しようとする。二人とも武道をやっている為、その位は朝飯前・・・・・ 体制を立て直そうとした瞬間、偶然にも二人の唇が重なる。 『!!!!』 そのことに驚いた二人はそのまま体制を取る事が出来ず、
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