MERRY COUPLE(7)

 

「そ・・・・それならそうと早く言ってくれ・・・・・・」

ピッコロが固まってから小一時間ほど、
《チチ》の懸命な説明により、ピッコロはどうやら頭の中の整理がとうやくついたようだ。

「言う暇もなくおめぇが出ていっちまったんだべ!」

「・・・・む・・・・・・。」

「まあいいじゃねえかチチ。結果としては落ちついたんだからよ!」

「・・・・・・・・結果なんてまだ出てねぇべよ!まだオラ達体元さ戻ってねえじゃねえけ・・・・。」

しばし、孫家の居間に沈黙の時間が流れる。

「・・・・・しかし、見事に入れ替わってるな・・・。ちゃんと気を読めば二人とも入れ替わっているのが
 丸分かりだ。」

「・・・・・・・・ピッコロさんは何かこういった現象について心当たりはおありですか?」

「すまんがオレはこう見えても悟飯、お前と四つしか年が違わないのだ。
 そういった経験や年の功によるものは神の方が詳しいだろう。」

「そうですか・・・・・・・。」

その時、《チチ》が何か閃いた様にポンと手を叩いた。

「そうだべ!」

「!どうしたチチ!」

「ドラゴンボールだべ!ドラゴンボールで神龍に【体元に戻してけろ〜】って頼めば万事OK
 なんじゃねえのけ?」

「あ!そうか!」

名案だといわんばかりの表情の《チチ》と、素直に喜ぶ悟飯。
しかし、対してピッコロと《悟空》は、今だ顔は真剣なままだ。(《悟空》は”真剣”という顔ではないかもしれないが・・・)

「・・・・だが既に人造人間が現れるとされている時期まで一年を切っている・・・・。
 何かあった時のためにドラゴンボールは使わないほうが得策だろう。」

「でもよう!!その人造人間ってのが現れた時にこのままだったらどうするべ!!
 悟空さがオラの体だったらそれこそ人造人間どころじゃねえべ!」

「・・・う・・・・・・・・」

チチの気迫に押され、すこしたじろぐピッコロ。
しかし、すぐに気を取りなおし、腕を組み、平静を装う。

「・・・ま・・・まあドラゴンボールは最後の手段と言う事で・・・・・、とりあえず神とか、
 無駄に多く生きてるやつに聞いてみたらどうだ?」

「ピッコロさん・・・無駄にって・・・・・」

「ん〜〜、そうだな、とりあえず今んとこはそうするしかねえな。じゃあ、とりあえず神様んとこ行くか!」

「・・・・わかったべ・・・・・。」

そしてあまり気乗りでない《チチ》を引き連れ、一行(笑)は家の外へと出、
神殿へと向かう事にした。

「さあ行くぞ!」

そして一番最初にピッコロが飛び立つ。そして次に悟飯・・・・・そして・・・・

「・・・・・・まじい・・・・オラ少ししか浮かねぇや・・・・・」

「オラは舞空術なんか使えねぇだよ・・・・・・。」

悟飯とピッコロの下には、二人を見上げている《悟空》と《チチ》。

「そうか・・・・その問題があったな・・・・・・」

頭に手を当て、ピッコロは地に降り立ち、それに続き悟飯もまた、地に下りる。
あからさまに面倒臭そうな表情をとるピッコロに、《悟空》も口を尖らす。

「しょうがねえじゃねえか〜〜!まだこの体に慣れてねえんだからよ〜!」

「わかったわかった・・・・・じゃあ抱えていくぞ!」

 

そして数分後、空の上にはチチ(《悟空》)を抱えたピッコロと悟空(《チチ》)を抱えた悟飯が飛んでいるという
異様な光景がそこにあった。

「ピッコロさ〜〜!!オラの体に変なことしねえでくれよ〜〜〜!」

「誰がするか!!」

「お母さん!あまり動かないでください!」

「なんか人に抱えられて飛ぶって変な感じだな〜〜」

こんな感じで緊張感の欠片もない空の旅は数十分間続いた。
そして、ピッコロが《チチ》の喋り相手(?)となって、くたくたになった頃、ようやく雲の向こう側に
うっすらとカリン塔が見えてきた。

「あ!カリン塔だ!!」

「悟飯!上に上がるぞ!」

「はい!」

その日は雲が多かったため、悟飯とピッコロは何層もの雲を突き抜け、神殿目指して上昇していく。

「はあ〜〜〜・・・・オラ考えてみたら神殿とかいうやつに行くの初めてだなあ・・・・何処らへんまで昇ればあるんだ?」

まだ先の見えないカリン塔を見つめ、《チチ》が呟く。

「あ、そういえばそうでしたね!大丈夫ですよ、もう少ししたら着きますから!」

 

「ほ〜〜〜〜・・・・面白い事になっとるのお〜〜〜〜〜〜」

 

『!!』

突然のその声に、ピッコロと悟飯が上昇を止める。

「!なんだべ?この杖さ持った猫は。」

「!!お母さん!!」

「よう!カリン様!」

そう、そこにはカリン様がいた。

 

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BBSの方で「悟空のエプロン姿にピッコロさんは何を思ったのか」という
話しがありまして、それを元にして書いてしまいました(笑)
・・・・しかしそれを書いてみたはいいものの、話が進まなくなってしまった。
まあ次回進めるようがんばろう(汗)
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