| phantasmagoria 〜それは道標〜(2) |
下を見ると自分の体がベットに横たわっている。 『・・・・・ぼ・・・・僕は死んじゃったの!?』 『いいえ。精神体になってるだけよ』 『!?』 今まで、下から見上げる様にして悟飯を見つめていた少女がフワリと悟飯の浮いている 『精・・・・神体・・・・・・・・・・・・?』 悟飯は自分の手を見つめてみるが、いまいち信じられないといった感じだ。 『・・・・・随分と心が弱くなってしまっているのね。存在がぼやけかけてるわ。』 『・・・・え?』 自分と、目の前の少女を交互に見て、比べてみる。 『心が・・・・・・弱ってる・・・・・・・?』 『ええ、そう・・・・・このままだと、あなたの心は死んでしまって、廃人となってしまうわ。』 『死・・・・・・・・・・・・・』 悟飯はそのまま俯き、自分の少しばやけた体を見つめた。 『・・・・・・・・・まあ、このまま死んでも文句は言えないわよね。あなたは自分自身で 『自分自身で・・・・・・?』 少女の言葉に、悟飯はパッと俯いていた顔を上げた。 『あら、だってそうでしょ? ・・・・・・・・違う?』 『・・・・・・・・・・・・・・。』 『・・・・・・図星ね。』 『だって・・・・・・・・・』 『でも、それって・・・・・ある意味、仲間に対する侮蔑に近いと思うわ。』 『!!!!!!』 悟飯の言葉を遮り、少女が言葉を発した。 『侮蔑だなんて・・・・・!!どういうことですか!?僕はただ、 『だって、あなたその大切な人達を、信用してないってことじゃないの。』 『そんな・・・・・・・!!!』 思いもよらぬ少女の発言が、次々と悟飯の心を打つ。 『信じてないから、ウソの自分で接しているんじゃない。』 『僕はただ皆に心配掛けないように・・・・・・!!』 『・・・・・・そんなウソの自分で接してもらっても、誰も喜ばないわよ。 『・・・・・・・・・・・・・・・』 今まで皆に心配掛けないようにと接してきた事が、逆に皆の心を痛めさせていたという 『あなただって、仲間たちに、無理して接っせられても、全然嬉しくなんか無いでしょ? 悟飯は俯いた。次々と少女に事実を言い当てられ、まともに少女の目を見ることが出来なかったからだ。 突然、あたりの景色が、悟飯の部屋から真っ暗な空間へと変化した。
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