phantasmagoria 〜それは道標〜(3) 

黒い、真っ黒な空間が悟飯を包みこむ。
不思議と、イヤな気分にはならなかった。
逆に安心に近い感覚かもしれない。

 


少女も悟飯もしばらく何も言わずに、ただその場に佇んでいた。
俯いていた悟飯だったが、ふと、少女の方に目を向けた。
視線が合う。

『・・・・・・・・・・・・仲間っていうのは、辛い時、嬉しい時、その気持ちを分け合ってこそ仲間と呼ぶって良く言うじゃない?
 確かに、大切な人に迷惑を掛けたくないと思う気持ちは大切だとは思うわ。
 でも、そういう仲間が、あなたの本当の気持ちを聞いて迷惑だと思うかしら?』

『・・・・・・・・・・・・・・・。』

『・・・・・・・あなたも、本当は分かっているんでしょう?このままじゃいけないって。
 だったら・・・・・・・・・・・・・』

『・・・・分かってはいるんです・・・・・でも・・・でも・・・・・あの時の事を考えると・・・・・・
 お父さんのことを考えると・・・・・・・・どうしても・・・・・・・・皆に対して素直になることが出来なくて・・・・・。』

(死ぬべきなのはお父さんじゃなかったのに・・・・・・・
  それなのに・・・・・僕だけが、皆に素直になることで、楽になっていいのだろうか・・・・・・)

『・・・・・・・・・・・どうやら、他のことがわかってなかったみたいね。』

ハァ、とため息をつき、頭に手を当てる少女、
その行動に、悟飯は訳がわからないといった表情を取る。

『・・・・・・その顔を見ていれば、大抵何を考えているかわかるわよ。』

『・・・・・・・・え?』

『あなたは、一番傷ついてる被害者なのに、被害者の気持ちを全然理解していないのね。』

『ど・・・・どういうことですか?』

『これを見れば分かるわよ・・・・・・。』

少女がそう言うと周りの真っ暗な空間が光に飲みこまれていった。
あまりの眩しさに、悟飯は目を覆った。

 

『・・・・・・・・・・・?』

恐る恐る、目を覆った手をずらしてみる。まだ目が慣れていないせいか、
はっきりと周りの様子を把握する事が出来ない。
しばらくして、視界が元に戻ってくると、悟飯はそこが自分の家であることに気がついた。

『ここで・・・・・何を見ると言うんです・・・・・?』

隣の少女に尋ねる。

『あなたが言った、もう一つの未来よ。』

『もう一つの・・・・・・・・?』

少女の言葉を聞き、悟飯はもう一度辺りを見まわしてみる。
しかしそこには、いつも通りの自分の家の情景しかない。
そこで、悟飯がもう一度少女に詳しく聞こうと声を掛けようとしたその時だった。

「う・・・・・・・うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・!!!」

『!?』

突然、家の奥の方から、チチの大きな泣き声がした。
悟飯は驚き、急いで奥へと進んでいく。
そして悟飯はそこで驚くべき光景を目にするのであった。

 

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場面変わり過ぎだっつ〜の!!
うう・・・・・・
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