| phantasmagoria 〜それは道標〜(3) |
黒い、真っ黒な空間が悟飯を包みこむ。
『・・・・・・・・・・・・仲間っていうのは、辛い時、嬉しい時、その気持ちを分け合ってこそ仲間と呼ぶって良く言うじゃない? 『・・・・・・・・・・・・・・・。』 『・・・・・・・あなたも、本当は分かっているんでしょう?このままじゃいけないって。 『・・・・分かってはいるんです・・・・・でも・・・でも・・・・・あの時の事を考えると・・・・・・ (死ぬべきなのはお父さんじゃなかったのに・・・・・・・ 『・・・・・・・・・・・どうやら、他のことがわかってなかったみたいね。』 ハァ、とため息をつき、頭に手を当てる少女、 『・・・・・・その顔を見ていれば、大抵何を考えているかわかるわよ。』 『・・・・・・・・え?』 『あなたは、一番傷ついてる被害者なのに、被害者の気持ちを全然理解していないのね。』 『ど・・・・どういうことですか?』 『これを見れば分かるわよ・・・・・・。』 少女がそう言うと周りの真っ暗な空間が光に飲みこまれていった。
『・・・・・・・・・・・?』 恐る恐る、目を覆った手をずらしてみる。まだ目が慣れていないせいか、 『ここで・・・・・何を見ると言うんです・・・・・?』 隣の少女に尋ねる。 『あなたが言った、もう一つの未来よ。』 『もう一つの・・・・・・・・?』 少女の言葉を聞き、悟飯はもう一度辺りを見まわしてみる。 「う・・・・・・・うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・!!!」 『!?』 突然、家の奥の方から、チチの大きな泣き声がした。
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