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ちと違うphantasmagoria 〜それは道標〜(4) 
『・・・・・本当に思ってないの?』

少女が先程と同じ質問を繰り返す。

沈黙。

しばらくして、悟飯の口が開いた。

『・・・・・・・・・・・・・・確かに・・・・・心の何処かで・・・少し・・・・思ってたかもしれません・・・・・。
 本当はみんな・・・・・みんな僕のことを恨んでるんじゃないかって・・・・・
 だから・・・・・無理に優しく接してくれているんじゃないかと思うと・・・・・・・・・・
 お父さんを死なせてしまった情けない自分が・・・・・・・・・
 お父さんに対して何もしてあげることのできない自分が・・・・・申し訳なくて・・・・辛いんだ・・・』

俯き拳を握り締め、震え、言葉を続ける悟飯。

『僕が・・・・・・・・・僕がちゃんとしていれば・・・・・・・・・お父さんは死なずに済んだんだ・・・・・・!!
 僕が調子にのって、敵にとどめをちゃんとささなかったから・・・・・!!
 だから・・・・・・本当は死ぬべきなのは父さんじゃなくて僕のはずなんだ!!
 なのに・・・・・・なのに・・・・・・!!!』

真っ暗な空間に悟飯の声が響き渡る。少女もしばらく悟飯の様子を見ていたが、
突然、その口を動かした。

『・・・・・・・同情なんかしないわよ。』

『!?』

少女の言葉に反応し、悟飯は顔を上げた。

『同情・・・・・って・・・・別に僕は同情して欲しい訳じゃあ・・・・・・。』

少女は腕を組み、横を向きながら答えた。

『そりゃあんたの心の葛藤は、私が想像しえるものを遥かに越えているかもしれない。
 だけど、今のあんたの言葉からすると、あんたはその辛さ、苦しさを誰かに押し付けて逃れようと
 している様に思えるわ。{楽になりたい。}って言ってるようなもんよ。』

『そんなこと・・・・・・・・・!!』

少女のキツイ言葉に興奮気味の悟飯を押さえ、少女は話しを続ける。

『あんたは一番傷ついてる被害者のくせに、被害者の気持ちを全然理解していないのね』

『?どういうことですか・・・・・・・?』

『これを見れば分かるわよ・・・・・・。』

少女がそう言うと周りの真っ暗な空間が光に飲みこまれていった。
あまりの眩しさに、悟飯は目を覆った。

 

『・・・・・・・・・・・?』

恐る恐る、目を覆った手をずらしてみる。まだ目が慣れていないせいか、
はっきりと周りの様子を把握する事が出来ない。
しばらくして、悟飯はそこが自分の家であることに気がついた。

『ここで・・・・・何を見ると言うんです・・・・・?』

隣の少女に尋ねる。

『あなたが言った、もう一つの未来よ。』

『もう一つの・・・・・・・・?』

少女の言葉を聞き、悟飯はもう一度辺りを見まわしてみる。
しかしそこには、いつも通りの自分の家の情景しかない。
そこで、悟飯がもう一度少女に詳しく聞こうと声を掛けようとしたその時だった。

「う・・・・・・・うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・!!!」

『!?』

突然、家の奥の方から、チチの大きな泣き声がした。
悟飯は驚き、急いで奥へと進んでいく。
そして悟飯はそこで驚くべき光景を目にするのであった。






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