| うずらの卵 (5) |
| 「そっか〜〜…おめえたちが悟飯ちゃんを連れてきてくれただか! すまねえな〜〜〜〜!」 「い・・・いえ・・・・・・・・」 其々の前に置かれていくティーカップを見つめながら3人は口数を少なくしている。 結局、チチの(強引とも言える)誘いに断ることが出来ず、3人とも お邪魔することになってしまったのだ。 「でもよぉ悟飯!いろんなものに興味があるのはいいが、あまりかあちゃん達を 困らせるんじゃねえぞ!」 悟飯の頭にポンと手を置いたのは若しり日(違)の悟空。 「はい…ごめんなさい…お父さん。」 そう。今、悟天、トランクス、ビーデルは悟飯、悟空、チチと共に テーブルを囲んでいる。 (あ〜〜〜〜・・・・・一番恐れていた事が・・・・) 外には出さないものの、頭を抱えたくなる気分のトランクスとビーデル。 しかし対して悟天は目の前の父と母、それに兄に興味深々といった表情をしている。 「あ!そういやおめえ達の名前、まだ聞いていなかっただな!なんて言うんだ?」 「え!?あ!え〜と・・・わ・・・私は・・・ビーデル・・・です・・・・・」 突然の質問に偽名を考える余裕も無く、つい本名を言ってしまったビーデル。 (い・・・いいわよね・・・・私は・・・ホントの名前言っちゃっても・・・・) 「オレは・・ト・・・トランクス。」 ビーデルと同じく本名明かしてしまうトランクス。 「僕は悟・・・・・じゃなくて・・・ごてこ!僕ごてこ!」 唯一本名を言わなかったのは悟天。 それにしても自分の偽名を覚えているとは悟天も見直したものだ。 「へ〜〜!ごてこちゃんって言うのけ!なんかけったいな名前だべな。」 「?けったい?」 「あ!いやごめんな!あんまり気にしねえでけろ!ハハハ!」 言葉の意味が分からず、キョトンとする悟天。 「ん?トランクス?」 突然、少し眉を寄せながら自分の名前を呼ぶ悟空に、ビクッとするトランクス。 (え・・・!?なんで!?もしかしてオレの事知ってるの!?) 時代的にはそんなことあるはず無いのだが、顔に汗をダラダラと浮かべてしまう。 「なァ・・・・トランクスって、確か下着の名前じゃないか?」 ズルッ!! 自分のことがばれた訳ではなかった安堵感と、悟空のボケボケな質問に 思わず椅子からズッコけるトランクス。 「は・・・ははは・・あ、まあ・・・そういわれればそうなんですけど…」 這い上がりながら引きつった笑いで悟空に答える。 「は〜〜〜なんでまたおめえの親は下着の名前なんか付けたんだろうな〜〜。 オラの友達にもよ、ブルマっつう名前の奴がいるんだけど・・・ もしかして今、下着とかの名前を付けるのが流行ってるんか??」 思わず、その横で会話を聞いていたビーデルも引きつった笑いを浮かべてしまう。 なんたってトランクスの親はそのブルマなのだから。 「なんだか良く分からない流行だべな〜〜・・・・ あ!そうだ悟空さ!オラ達も次の子にはそういう名前付けるだか?」 「へ?じゃあなんて名前つけるんだ?」 「ん〜〜〜・・・・そうだな〜〜〜〜〜・・・・・」 「あ!じゃあパンストってのはどうだ!?」 コケッ!! 椅子ごとひっくり返るビーデルとトランクス。 対して悟天と悟飯はそんな2人を不思議そうに見ている。 「?どうしたのトランクスくん、ビーデルのお姉ちゃん。」 「(バカかお前!このままじゃあお前のこの世界の名前は パンストで決定なんだぞ!?)」 ヒソヒソ声で悟天に怒鳴る。 「(えっ!?そんなのやだぁー!!)」 「(だろ?パンストなんてかっこわりぃもんな!)」 「(…でもさ、トランクスくん?)」 「(なんだ?)」 「(・・・・パンストって・・・・何?)」 ゴーーーーーーーーン!! それから3人は悟飯についてのチチの雑談を長々と聞かされた。 |