うずらの卵 (おまけ) |
| シュウウウウ〜〜〜
ガガガガガガガガ・・・ ゴトン!!!! 行きと同じ音を立て、そのタイムマシーンはカプセルコーポの庭に着陸した。 「あ〜〜〜〜っ、やっと着いたみたいね!」 3人は無事現代に戻ってくることが出来た。 どうやらギリギリ行き帰りの燃料があったらしい。 「さ、早く行きましょ。悟飯くんがもういるかもしれないし。」 「ちぇっ!悟飯くんばっかり!」 トランクスが口を尖らすと隣で悟天がくすくすと笑った。 「トランクスくん、もう「くん」なんてつけなくて良いんだよ!」 意外にも悟天からトランクスに忠告が渡った。 「あ、そうだな。ハハハ!」 「あ、悟飯くん!」 ビーデルの声がとたんに明るくなった。 悟飯は自分が連れ去られたあの居間で、ソファーに座ってくつろいでいた。 どうやらベジータとの修行はもう終わったらしい… 心なしか少々疲れた顔をしている。 「あ、ビーデルさん!どこ行ってたんですか。ずっと探してたんですよ!」 「ゴメンね〜。ちょっと…散歩に行ってたの。」 「え?散歩って家の中で!?」 悟飯が驚いて尋ねる。 「え…?なんで?」 そして今度はビーデルが問い返した。 「いや、ベジータさんとの修行が終わった後に、ここにいなかったから 先帰っちゃったのかな?って思ったんだけど… 靴がまだあったからちょっと待ってみたんだ。」 「そっか〜〜〜…」 ビーデルは自分で墓穴を掘ってしまったことに気づいた。 頭を悩ませる。 「どこに行ってたの??」 悟飯も気になるらしく、どやら誤魔化しは効かないようだ。 しかし、正直に言おうと思ったことは思ったのだが、ビーデルはこのことは 悟飯には秘密にしようと思ったらしい。 唇の前に人差し指を立てて微笑んだ。 「内緒!」 「え!?」 悟飯はビーデルの意外な答えに戸惑った。 「そ、内緒だよね〜。悟飯く’ん’には!」 「ね〜〜〜〜〜〜?」 今までビーデルの後ろに隠れていた悟天とトランクスが 横からひょこっと顔を出し、悟飯をからかう。 「????」 悟飯だけ訳がわからず、眉間にシワをよせてしまっている。 しかし悩む暇もなく悟飯の目に映ったものは… 「あ、……悟天!!??どうしたんだよ、その格好!!!」 「え…?」 みな一斉に悟天に視線を向ける。 悟天は改めて自分の姿を見直した。 黒いシャツにビーデルのスカート、髪は二つ結び… 「あ…ごてこのままだった…」 悟天が呟いた。 そう、思えば悟天は向こうの世界で「女装」をしていたのだ。 それに気づかず、現代にまでこの格好で帰ってきてしまったのだった。 「悟天…お前まさか…新しい自分を発見したなんて言うんじゃないだろうなあ?? 「??…新しいじぶん??」 「…大丈夫…兄ちゃんは悟天の味方だからな。母さんには言わないよ。」 「……」 兄が何をいいたいのかも分からず、結局理解できずに悟飯は自己解決してしまったらしい。 「…悟天…お前誤解されたな…」 そんな悟天の横で哀れげに呟くはトランクス。
「あ・・・あれ・・・?それに…ビーデルさん。服汚れてるよ?どうしたの??」 「もう、兄ちゃん、鼻水は人につけちゃだめって教えてくれたでしょ?」 「そうだよ悟飯さん、自分で言ったことは守らないとねぇ♪」 |