バースデイ  written by スーパーサイヤ人5さん

 
ブウとの戦いが終わって一年…
そのある朝、いつものようにベジータはブルマにモーニングコーヒーを頼んだ。
ブルマも素直に持っていってやるのが日課になってしまっているらしく
二人分のコーヒーを入れて持ってきた。
いつもは二人で黙って飲んでしまうのだがその日はブルマが口を開いた。
「…ねぇ…ベジータ。明後日、トランクスの9歳の誕生日なの…」
そんなことに動じるベジータではない。コーヒーを一口口にして返事をした。
「…そうか…」
その無愛想な返事にブルマは少しムッとしたが話を続けた。
「それであの子いつも私がプレゼント買ってあげてるからベジータがプレゼント買ってあげたら
喜ぶと思うわけそこでね……」
「…そこでなんだ」
相変わらずベジータの返事は無愛想だ。
「そこでベジータトランクスに買ってあげない?プレゼント。」
かなりの間ベジータは思案に暮れている。もうコーヒーは飲み干してしまった。
もちろんブルマもベジータがすぐにOKする筈がないとは思っていた。
もう30分は経っただろう…少しブルマの表情にも苛立ちが見られる。
その時だ
「どんな…プレゼントがいいんだ?」
それは二人にとってOKの返事の意味を持っていた。
ブルマはにこっと笑って少し考えた。
「そうね…たいていのゲームとか私が買ってあげてるから…
あの子は手作りの物の方が喜ぶと思うわ」
その答えにベジータは驚いた。ブルマに金をもらってデパートで買ってくるつもりだったのだろう。
困ったものである。
「それはデパートに売っているハンドメイドの積み木じゃ駄目なのか…?」
この期におよんでまでデパートで買ってくる気らしい全く困った夫だ。
「駄目よー!絶対駄目!ベジータが作るの!それにあの子積み木なんて歳じゃないわよ」
ベジータは絶望感に襲われた。それはナメック星でのフリーザと闘ったとき
涙したとき以来だった。
「いい!明後日よ!明後日までに作るのよ!」
さらに追い討ちをかけるブルマ。
そこにトランクスが起きてきた。
そこには生気の抜けたようなベジータがいた。

続く…

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