悟空と悟飯(1)
ある日、悟空たちの家に、みんなが集まっていた。
ブルマ、ベジータ、トランクス、クリリン、ヤムチャ、プーアル、天津飯、チャオズ、亀仙人・・・・など、
みんなが集まってパーティーを開いていた。
もちろん、悟飯やビーデルやパンたちも一緒だ。
パーティーのなかで、ある話がでた。
セルゲームのことだ。
「そぉいやぁ、あのときの悟飯はものすごかったよなぁ〜」
ピクッと、悟飯が反応を示した。
「ヤムチャさん、そのときの話は・・・・・・!」
クリリンがパッと悟飯のほうを向く。しかし、そこに悟飯の姿はなかった。
「・・・・オラ。、ちょっと探してくる」
悟空は、悟飯が心配になり、悟飯を探しに行った。
悟空が外へでてみると悟飯はうつむいて下に座っていた。
悟空がそばに寄っていく。
すると悟飯が、
「お・・おとう・・さん・・・?」
悟飯は今にも泣きそうな声でそういった。
「あぁ、オラだ。どうしたんだ?なんかあったんか?」
悟空は笑顔で言った。
「あのとき・・・あのとき・・・、僕が・・・・・・・っ・・!」
「おいおい、なにいってんだ?悟飯ー・・・・?」
悟飯はセルのときの事を言っていた。
悟空はやっとそのことに気がついた。
「あのとき、僕が調子に乗らずにセルを・・・セルを倒しておけば・・・・・・・!」
悟飯は少し荒れていた。
「ぼくが・・・・ぼくのせいなんだっ・・・・!」
「おいっ!悟飯っ!しっかりしろ!」
がっと、悟飯の方をつかんだとき悟飯が振り向いた。
・・・・悟飯は大粒の涙を流していた。
何年ぶりだろうか?悟飯がこんなに泣くところをみるのは・・・。
「あのとき、お父さんのいった通りにしておけば・・お父さんは死なずに済んだんだ・・・!悟天や母さんにも、淋しい思いをさせなくてよかったんだ・・・!」
「おい、悟飯。あれはおめぇのせいじゃねぇって何回もいってるだろう?オラの言ってること、わかんねぇんか?!」
「・・・・わかりますよ・・・。でも、お父さんがそういっても・・・。
クリリンさんや亀仙人さん、ヤムチャさん、それに・・ベジータさんも、お父さんが死んでからはひどく暗くなって・・・・・。
全部お父さんを殺した僕のせいなんだ・・・・。ぼくがっ・・・!うっ・・・・・うぅっ・・・・・!」
「・・・・・・・・悟飯・・・・おめぇ・・・・・」
その話を影でビーデル、パン、トランクス、悟天は聴いていた。
4人共悟飯が心配で来たのだ。
「・・パパたちにそんなことがあったなんて・・・・」
「ぼくも話はきいたことあったけど、詳しくはしらなかったなぁ・・・・。トランクスくん、知ってた?」
「おれもママに少しだけは聴いてたけど・・・。悟飯さんがそのことでそんなに苦しんでるとはしらなかったさ・・・・・」
「あなた・・・・・・」
ビーデルは知っていた。その昔、悟飯から直接話を聞いていたのだ。
セルの話をしていたときの悟飯はとてもつらそうだった。ビーデルはそんな悟飯を励ましていた。
しかし、誰がそういっても悟飯は自分のせいだとばかり言っていた。
悟飯は自分の父を自分が殺した、と思っている。
悟空は、一度ピッコロに言われたことを思いだしていた。
話はさかのぼる。
それは悟空が天下一武道会にでるためにこの世に帰ってきたときのことだ。
悟飯は7年ぶりにあった父といろいろと話したいこともあった。
しかし、チチや悟天たちといっぱい話をさせてあげようと思い、自分はほとんど話さなかった。
そのことをピッコロは分かっていた。
「おい、悟空」
「おぉ、ピッコロ〜。元気にしてたか?」
「お前、悟飯と話したのか?」
「あぁ、そういやぁ話してねぇなぁ・・・・」
「・・・・悟空。お前は分かっていないな。お前が生き返らなかったせいで悟飯がどれだけ苦しんだとおもっているんだ?」
(そういやぁピッコロがいってたよなぁ・・・・・)
悟空が黙っていると悟飯が話し出した。
「魔人ブゥのときも、僕はなんの役にもたてなかった・・・・。それに・・・・ピッコロさんを守ることもできなかった・・・・。僕は守ってもらっているのにっ・・・!」
悟飯はこのことも気にしていた。
あまり口にはださなかったが、心の中でいつも泣いていた・・・・。
「悟飯、ピッコロが死んだのもおめぇのせぇじゃねぇ・・・。
それに魔人ブゥんとき、ブゥと闘ってくれたじゃねぇか!オラ、すっげぇ助かったんだぞ?
それに・・魔人ぶぅんときは、オラがお前を・・・おめぇたちを殺しちまったかんなぁ・・・」
「そ、そんなことありません!あれは僕の力不足で・・・・・」
「パパ、小さいときから、辛い思いばっかりしてたのね・・・・。それなのにパン、全然気がつかなかった・・・・。パパ、ごめんね・・・・?」
「パン。それはあなたが謝るようなことじゃないわ。というより、誰も謝る事なんてないのよ・・・・。」
「にぃちゃん、人一倍辛い思いを経験していたんだ・・・。ぼく・・・・・」
「悟飯さん・・・・・・・・」
1人1人、いろいろな思いを胸に抱いていた。
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