悟空と悟飯(3)
悟飯はなかなか泣きやまない。そんな中パンがいきなり立った。
「パ、パンちゃん?どうしたんだい?」
「トランクス・・・あたしちょっと出かけてくる!」
「ちょっ、パンーー!勝手にどこ行くのー!」
「あららぁ・・・。パンちゃんのことだからきっと・・・・・・。」
パンはある所に着いた。
「ピンポン♪」
パンはインターホンを押した。
「あ、パンお嬢様ようこそおいでに」
「そんなことはどうでもいいのよ!おじいちゃんはどこ?サタンおじいちゃんは!!」
パンは乱暴にその人を振り回した。・・・・・流石だ。
「ん?なんだ、さわがしいなぁ〜」
コンコンッとドアをノックする音が聞こえた。
「サタン様、パンお嬢様がお見えです」
「おぉ〜!パンちゃんが?!いやぁー、うれしいな〜!パンちゃんから来てくれるなんて」
サタンは階段をおりていきパンのいるロビーへと降りていった・・・。
その瞬間
「あ!サタンおじいちゃん!」
といわれ首をつかまれた。
「ななななん、なにするんだぃ?パンちゃん!」
「うるさいわねぇ〜!おじぃちゃんのうそつき!ずっと前にいたセルって奴倒したのおじぃちゃんだっていってたじゃない!
違うじゃない!パパじゃないよぉ〜!それに昔の悪いぶぅを倒したのもサタンおじぃちゃんとかいってたけど、あ・れ・は、悟空おじいちゃんでしょー!
もう、おじいちゃんのうそつきっ!そのことパンが知ってたらもっと早くパパの心の傷に気づいていたかもしれないのにっ・・・・・・!
もう、おじぃちゃんなんかだっっっっっきらい!」
「パ、パンちゃん!わ、わしもそろそろほんとのことをパンちゃんには言おうかな、って思っていたんだ!
本当だ!そうだ、あのときセルを倒したのは悟飯くんなんだよ!」
「そんなの、もうわかってるわよっ!」
パンはサタンが何度も自分の名前を呼んでいるのを知っていたが、知らないふりをして家へ帰っていった。
そのころ悟飯はやっと落ち着いていた。
「すみませんでした・・・。あんなに取り乱してしまって・・・・」
「そんなおめぇがあやまることじゃねぇぞぉ〜。そうだ、おめぇその癖なおさねぇとなぁ〜!
何でも自分のせいにするとこあっだろ?それがいけねぇんだよ。
まぁ、それが悟飯の良いところだ、とチチとかはいってんけどオラはあんまりそうはおもわねぇなぁ・・・。」
「そうですか・・・。分かりました、努力します。」
「あぁ。オラも応援してっからな。」
・・・・・・・悟飯が何故か自分の顔をじっっと見つめている。
「なんだ・・・・?オラの顔になんかついてっか?」
「・・・・・・・。お父さん。お父さんはコレカラも僕たちと一緒に、隣ですけど一緒に楽しく暮らせていけますよね?
お父さんがどこかいってしまったりしないですよね?・・・・・・・」
悟空はこのとき泣いてしまいそうになった。
あまりにも悟飯の言うことが、言う顔がたまらなく淋しげだったのだ。
(オラは悟飯がこんなにオラのこと必要としてくれてるのに、全然気づかなくて悟飯の気持ちなんかかんげぇずにオラ好き勝手やってたからなぁ・・・・)
「おとう・・・・さん・・・・・?」
悟空の瞳から涙が自然と流れ落ちていたのだ。
「あ?あぁ、オラなんで泣いてんだろぉなぁー・・・。」
そんな悟空を悟飯はじっと見つめながらそばに寄ってきた。
「お父さん、どうかしたんですか・・・?」
そういいながら悟飯が悟空の涙をふき取る。
「いや、なんでもねぇんだ。ただオラの今までの悟飯に対する態度のことがんげぇてたらなんかな・・・・・。」
「お父さん・・・・。僕うれしいです。お父さんが僕のこと考えてくれるだけでうれしいです。
だからこれからもずっと僕や悟天やかぁさんやパンのそばにいて下さい!」
ちょうどそのときパンが帰ってきた。
「パパァーー!」
「こ、こらパン!」
パンはビーデルが呼ぶのなんて耳に入らず、悟飯の胸に飛び込んだ。
「パパァ、ごめんなさい。パン今まで気づかなかった・・・。だからこれからパンがパパの傷をいやしてみせるから!みててね!」
「あぁ、ありがとう、パン・・・」
悟空はこのとき思った。
(パンには悟飯の傷はいやせねぇ・・・。オラしか悟飯の傷を癒せるやつは、いねぇ・・・・・)
悟飯もまた、同じような事を考えていた。
(僕の傷をいやしてくれるのはきっとお父さんだろうな・・・)
「よし、パン!今晩はサタンさんもよんでみんなでパーティーの続きをしよう!」
「えっ・・・・・?!サ、サタンおじぃちゃん?あ、サタンおじぃちゃんね、今日おなかの調子わるくって行けないようなこといってたよ、あは、あははは!」
パンはサタンに会うのがいやだったのだ。
「???そうなの?残念だなぁ〜。じゃあ今度呼ぼうか」
「うんっ!」
「あなた、早く戻りましょうよ」
「ビーデル・・・・・?」
「にぃちゃん、早く戻ってみんなと話そうよ」
「そうですよ、みんな心配していますよ!」
「悟天、トランクスっ!お前たち、ずっとここに・・?」
二人はにこっとわらってビーデルたちとみんなの所にもどった。また2人きりになった。
悟空が口を開いた。
「なぁ、悟飯。オラずっと悟飯たちのそばにいる。それと悟飯のきずを癒すまで、オラはぜってぇに死なねぇかんな!わかったな?」
「・・・・・はいっ!!!」
こうして悟飯の傷は悟空にじわじわとイヤされていくのだった。悟空もそれをかんじていた。
しかし、悟飯の傷はとても深いものだ。・・・・・・完全にきえることはこれから先無いだろう・・・・。
終わり(^^)