私をアルタに連れてって!!月曜日編 (2)

 

 

「あー、食った。食ったあ!!」
 食事に出かけて30分ほどして、悟空とビーデルの二人はアルタ前に戻って来た。同じく番組を見る人の列に並びながら悟空は膨れた腹を叩きながら言った。
「そういやよう、おめえ学校はいいのか?月曜って学校ある日なんだろ?」
「今日は創立記念日でお休みなんですよ。だからって先生たちってば宿題いつもの倍も出すんですよ。ひどいと思いません?」
「へー。よくわかんねえけど大変そうだな・・界王拳覚えるのとどっちが大変かなあ?」
「え???何ですか?それ・・」
 そんなこんなしてるうちに、スタジオへ入っていく。
「思ったより狭いんだー!!でもテレビで見るのと同じだわ。すごーい!!」
「なんだよ。ぎゅうぎゅうじゃねえか!こんな狭い所に座んなきゃいけねえのか?」
「そうですね。でも普段もそんな感じですよ。(悟飯くんがとなりだったらどうなるかな?今度は二人で応募しようかしら・・)」
 なんてことを考えてしまうビーデルであった。

 その頃天界では組み手が一段落した悟飯とピッコロが休憩をしていた・・・
「ねえ、ピッコロさん」
「何だ?」
「ここってテレビありましたっけ?」
「ないが・・それがどうしたというのだ?」
「実は・・お父さんとビーデルさんがテレビ番組を見に行ったんですよ。それがもうすぐ始まるんです。なんだか心配なんですよ」
「あいつがそんなもんに行くとはな・・面白い。どんなツラをしているか見てやるか」
 と言ってテレビを目の前に出した。ポポやデンデも集まってきた。そして悟飯が一言・・
「ピッコロさんすごいなあ」

 またまたその頃カプセルコーポレーションではブルマとチチが会話を楽しんでいた。
「あ、ブルマさん、ちょっとテレビつけてもいいか?」
「いいわよ。どこのチャンネル?」
「うーん。確か008チャンネルだったべ」
「「笑っていいとも?」ね、あれトランクスがよく見てるのよ。チチさんも好きなの?」
「悟空さが観覧ハガキを当てて、ビーデルさんと見に行ったんだべ。ビーデルさんに迷惑かけてないか心配なんだよ」
「あら、すごいわねえ。でも孫くんだっていい大人なんだし大丈夫よ」
 その時部屋の外から悟天とトランクスがバタバタとやってきた。
「おい悟天、知ってるか?慎吾くん髪染めて超サイヤ人みたいなんだぜー!!」
「今日ね、お父さんとビーデルお姉ちゃんが見に行ったんだよ」
「えー?マジかよ。いいよなー」
「トランクスはね、慎吾くんが大好きなのよ。最近は超サイヤ人みたくなっちゃって・・」
 と笑顔で言った。

 みんながテレビの前に集まった頃、前説や注意などが終わり時間になった。
 T3が歌って踊る、タモリが出てくる。
「月曜レギュラーです、どうぞー」
 いつものタモリの声でいつものメンバーが登場する。黄色い声援がこだまする。
「キャー!キャーッ!!」
「うるせえなあーっ!何なんだいってえ?」
 悟空は迷惑そうだ。
「お?今日は決まってるじゃん!!」
「今日のテーマは「HERO」の木村くんです」
 と、慎吾の衣装に軽くふれるなど、ちょっとした会話をしてから、
「マジっすか?ビックリ人間コンテストー!!」
 と極楽加藤がタイトルコールを言う。
「さて、このコーナーはビックリな人間が登場するコーナーです・・まず一組目どうぞー!!」
 順調にコーナーは進む。マトリックスリンボーをやったり、両足を首にひっかけて歩いたりという人が登場した。
「・・・では3組目の方、どうぞー」
「今度は何すんだろな?楽しみだなー」
 悟空も楽しんでいるようだ。その時見覚えのある顔が飛び込んできた。
「こんにちはー・・あれ?あなたブタじゃないですか?」
「そうだけど・・だめか?」
「いえ、全然。何をしてくれるんですか?」
 答えようとした瞬間である。
「あれ?おめえウーロンじゃねえか?亀仙人のじっちゃんまで!!」
「悟空??」
 二人も客席の悟空を見て驚いた。
「知り合いですか?じゃあこちらに来てもらいましょう」
 ということで悟空はステージまで。周りはざわつき、ビーデルはドキドキしている。DB大好き慎吾くんは、
「うおー、悟空さんだあー!!」
 と感動して握手をしてもらっていた。目に涙がたまっていた。ピッコロだったら号泣してたかもしれない。
「何でおまえがいるんだ?オレはじいさんが通知が来ないからとか言って無理やり連れて来られたんだよ。オレの変身をダシにな」
 どうやら亀仙人は付き添いという形らしい。
「オラはハガキが当たったんで来たんだ」
「なに?すごいのう。ここの客はギャルが多いから密着できると思ってハガキ出してるんじゃがなかなか・・でもやっぱりギャルが多いし来てよかったわい」
「あのー、勝手に進行しないでくれません?」
 とタモリに言われてまた加藤がウーロンに質問をする。
「変身が出来ます。何でも言ってみてくれ」
「えー?マジで?やって見せてよ」
 と柴田が興味深そうに言う。
「えー、では慎吾くんになります」
 と言うと「変化!」と言い変身した。
「おおーッ!!」
 どうやらうまくいったようだ。
「今度はオレ!オレ!」
 と山本が言うと、
「おまえじゃ同じブタだから変わんないだろ?」
 とタモリが言うと笑いが一斉に起こった。
「違うーっ!!オレは人間なの」
 リクエストに答えて山本の他にも柴田、先生、タモリ、藤原紀香などに、たまに失敗しつつも色々変身した。
「ありがとうございましたー。悟空さんもなにか出来ますか?」
 そうタモリが振ったのが間違いの元であった。
「んー、じゃあ超サイヤ人にでもなってみっか!」
「へ?」
 この番組を見ている悟空の事を知っているすべての人間の動きが止まった。
「悟空さん!ダメですよー。危険です」
「よせ悟空!セットが壊れる」
「それはやばいっすよ。ボクの髪の色に免じて・・」
 とみんなが止めたが、
「なんでだよ。やらしてあげればいいじゃないか」
「そうよ。わたしもそのなんとか人っての見たい」
 と、悟空をよく知らないタモリと橋田先生がそう言うもんだから、一旦やめかけた悟空だったが、
「平気だって。力入れねえからよ」
 力入れなくてもただでさえ強力な気を持っているってのに・・そんな周囲の心配をよそに悟空は変身した。その瞬間狭いスタジオだけあって近くにいたゲストは軽く吹っ飛び、セットも少し飛んでしまった。
「やってしまった・・・」
 テレビの前の悟飯やピッコロ、そしてチチやブルマたちの心中は一つになり、凍っていた。そこへ重力室で修行をしていたべジータが帰ってきて不思議そうな顔をしていた・・
「何をしているんだ?」
 そしてスタジオでは、
「あれ?手加減したつもりだったのにな・・ははははは」
 と、のん気な悟空であったが、
「このあとのコーナーどうするんだよーっ!!誰だ、こいつ連れて来たのは??」
 タモリが腰を抜かしつつ、怒鳴っていた。
「やべっ!!帰るぞビーデル」
「え??逃げちゃうんですか?」
 そう言って瞬間移動をして家に帰ったのであった。
 その後悟空を待っていたのはチチと悟飯の説教と壊れたセットの修理代の請求だった。

                             完

 

あとがき

これは、DBキャラが「いいとも」に出たらどんな感じになるか書いてみたかったからなんです。DBの世界と現実がゴッチャになってるのはキャラたちと芸能人と話しをさせてみたかったという願望が入ってますね。
 わたし自身スタジオに入った事はあるんですけど、観覧したことはまだ・・いつかは見に行ってみたいと思います。
 しかしあの後、テレフォンショッキングなど他のコーナーははやったんでしょうか?悟空は修理代を払ったのかな?

 

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