グランパ蘇る。 written by 麟童さん |
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額には赤いバンダナ、片方の頬には大きな十字の傷、そしてシッポ。 見るからに何度も戦ってきた事がわかる。しばらく沈黙が続き、やっとその男は口を開いた。しかし 「カカロット、この星のザマはなんだ。」 「え!?」 どこかで聞いたこのセリフ。いや〜な予感・・・。 「この星の人間を滅ぼすのがお前の役目だったはずだ!!今まで何をしていた!!」 (ひえ〜!忘れてた!この人ラディッツのお父さんでもあったんだぁ〜!!どうしよ〜〜〜〜〜〜〜!!!) ブルマ達がおろおろとしている中でまたまた意外な事が、 「なーんちゃってな!」 今のはまちがいなく男の声。男はさっきと表情が一変しニコニコ笑っている。 「・・・・・はい????」 状況が飲み込めない。 「だ〜か〜ら、さっきのは嘘だってことだよ!!」 「じゃ、じゃあ地球を攻撃したりは・・・」 「しねえよ!」 「よ、よかった〜。」 全員安心し、肩の力が抜ける。 「いや〜わりぃわりぃそんなに驚いたか?」 普通驚くって ブルマは心の中でつぶやく。 「まあ、せっかくカカロットが必死に守り抜いてきた星にこれたんだ。 どんな所なのか知りてえしな。ちょっくら案内してくれよ。」 そこで悟空が 「あのさ〜。」 「なんだよ??」 「・・・・おら、父ちゃんの名前知らねえんだけど。」 しばらくの沈黙。 「ああ!?カカロット!てめえ自分の親父の名前も忘れちまったのか!!」 「そ、そんなこと言ったってお、おら赤ん坊の時から地球に来てたし・・・。」 戸惑う悟空。 「ちっ!しょうがねえ奴だ。よく聞いとけよ。もう教えねえからな。」 「このオレの名は・・・」 なぜか妙に緊張する1同(ベジータとピッコロを除いた) 「バーダックだぁ!!」 ・・・・・・・・・・・・・・・普通じゃん。 とは思ったものの誰も口にはしなかった。 「つーわけだ。案内してくれよ。」 と、言われてもどこを案内したらいいのか。 とりあえず、西の都を案内する事になった。だが、この戦闘服で町を歩くのは明らかにおかしい。 悟空はバーダックに服を貸し、いよいよ西の都についた。 「ほ〜!!ここが地球の町か!!」 バーダックはまるで子供のように町の周りをきょろきょろ見回す。 「おい、カカロット!!あれなんだ!!」 バーダックが指差す所にはすさまじいほどの主婦たちの醜い争いがガラス越しに映っていた。 「あれはたしか、でぱーとって所だ。」 「でぱーと・・・よし!!行ってみようぜ!!」 (ゲゲッ!!) 男達は絶句し、女たちは目を輝かせている。 「と、父ちゃん。や、やめとこうぜ。」 「??なんでだよ?おもしろそうじゃねえか。」 「せ、せっかく生き返ったんですからもっといい所に行きましょうよ。」 「そんなに嫌な所なのか??あのでぱーとってとこ。」 「ええ、まあ。」 「ふ〜ん、じゃあやめとくか。」 (た、助かった・・・。) 男達は本当に安心していた。おそらく、この恐怖は男達にとっては死より恐ろしいものなのだろう。 今日はなぜか都合よく夏祭りがあり、デパートのかわりに祭りにいくことになった。 たこ焼き、金魚すくい、くじ引き、色々なものがある。 みんな祭りを楽しんでいた。この祭りのメインイベントはなによりクライマックスの花火だ。 もうすぐ花火が始まろうとした、そのとき。 近くにいたある子供が空を見ながら泣き叫んでいる。 「うわぁ〜ん、風船が〜。」 困ったように親が 「仕方ないでしょ、諦めなさい。」 ところが子供はいうことを聞かない。 それを見ていたバーダックが 「あの丸い赤いヤツか・・・。」 とつぶやいたと同時に空を飛び、風船をつかむと子供に渡した。 もちろんこれを見て皆大騒ぎ。 「い、今空飛んだぜ。」 「ど、どうやったんだ??」 その事態に気付いた悟空たちはあわててその場を飛び去っていった。 不思議そうにバーダックは言う 「およ?もう帰んのか?もうすぐ花火がはじまるんだろ??」 そこで悟飯が 「お、おじいさん、地球の人は空を飛んだりはできないらしいんですよ。」 「なに?そうなんか!!不便だな〜地球人は。」 そんなこんなで悟空たちはカプセル・コーポレーションに帰っていく。 |